美味しく楽しく暮らす記録

まろかんの妻です。退職後の夫婦の時間の記録日記です。

3月18日 【沖縄県宮古島諸島の苧麻チョマ文化】の講演会で 織物の深さを知りました。

お昼すぎから

国立歴史民俗博物館で

講演があります。


終わるのが16時30分です。


お昼ご飯を

食べ損ないそうです。


それで、朝昼兼ねて

しっかり食べて

講演会へ行こうと思います。


PayPayグルメで

ビッグボーイを

予約しました。


400円引きです。


11時に入店。


主人はハンバーグとフルセット

私は、フルセットだけ。



サラダ、カレー、

スープを

おかわりしたので

お腹がいっぱいです。



コーヒーゼリーに

ホイップクリームをかけて

とても美味しかったです。


これは、3杯食べました。


12時になったので

講習会へ向かいました。


宮古島に伝わる織物についての

講演会です。



2時間の映像


1時間半の

講演会です。



人気があって

満席になりました。


イラクサ科の多年草で、

苧麻(ちょま)という草の

茎を水に浸して

中の繊維を細く細く裂いて

細い細い糸を作り


その糸で織った布は

宮古上布という

高級品です。




画像はお借りしました。



苧麻を、繊維にするまで

気の遠くなる手間と

時間がかかります。


髪の毛ほどの細さの

糸で織った

宮古上布は

トンポの羽のように

薄くて綺麗な布です。

高級品です。


歴史では。


宮古島の人々は

琉球王府時代も

薩摩藩時代も

厳しい人頭税として、

宮古上布を納めていました。


この貢布は、

琉球王府、薩摩の

商人を経て

大阪市場で販売されました。


手間と時間がかかる

宮古上布を納める税は

宮古島の人々を

長い年月の間、

苦しめていました。


1903年宮古島の人々は人頭税廃止を

  帝国議会へ粘り強く働きかけ

  人頭税が廃止されました。


昭和50年 伝統工芸製品指定。

昭和53年重要無形文化財指定。

平成15年苧麻の糸を紡ぐ技術が 

     国選定保存技術に指定。


しかし、今は、

この技術を受け継ぐ人が

すごく少ないそうです。


ドキュメント映画も

講演会も

とても興味深く

学ぶことが多くて

楽しかったです。



ホールから出て

エントランスへ

行きますと。


桜の枝に

チラホラと

蕾がふくらんでます。



歴博のこの窓は

一枚の絵のように

設計されています。


コロナ禍前は

この桜の木をライトアップして

夜も開放されていました。



今日は1日雨でした。

 歴博館内には、長い傘は

持ち込み禁止です。


この傘立てに入れます。


しかし、

この傘立ての使用方法が

ややこしい。


わたし達は、いつも来てますので

慣れましたが。


今日の講演会にいらした方々は

初めて、傘立てを

使う人が多くて、

しかも、

高齢者が多くて、

ちょっとした騒ぎになってました。


係の方が

ひとりずつ対応して

忙しそうでした。




「こんな傘立て、

  置かないで欲しいわ!」


使い方を覚えようとしないで

物のせいにするのは

高齢者の得意技です。


夜は餅入り蕎麦ときなこ餅



杏仁豆腐


今日の講演会で

1番興味深く思ったのは。


福島県の昭和村のことです。

(からむし)を

栽培して、糸にして

織物にしていました。


この(からむし)は

宮古島の苧麻チョマと

同じ植物です。


昭和村の織物は

からむし織り。


本州で唯一、

ここ昭和村だけが

宮古島と同じ植物を、

糸にしていました。、



また、この糸は

越後地方に出荷され

越後上布、

小千谷縮みとして

織り上げられます。



この対極的な土地で、

自然環境、民俗、歴史、

全てに違う土地で

同じ糸の紡ぐ技術が

あるという話しは

とても不思議だと思いました。

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