美味しく楽しく暮らす記録

まろかんの妻です。退職後の夫婦の時間の記録日記です。

3月11日 18世紀後半のカタログ【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウについての 講習会へ行って来ました。

今、

国立歴史民俗博物館での

企画展示では

18世紀から19世紀にかけて

書かれた

【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウ

(古美術などのコレクションを

  描いた図録)

の展示をしてます。


本日の午後から

【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウ

についての

講演会があります。



朝ご飯が

遅かったので

お昼は

たまごサンドを作って

歴博へ行きました。






3人の先生方が

2時間に渡って

公演してくれました。


【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウ

の聆涛閣とは、

波の音が聞こえる書庫

という意味です。


海に近い灘で

酒造業で莫大な富を

築いた吉田家の

コレクションを

納めた蔵のことです。


18世紀後半から19世紀後半

にかけて

吉田家は3代に渡って

豊な財力と好古家たちとの

交流で

多数の古文書や古器物を集めて

それらを

模写させたり、

拓本したりして、


【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウに

まとめ上げました。


総数約2400以上の物品を

テーマごとに分類した

画像によるコレクションです。


今回の企画展示では


吉田家コレクションを

集めるのに

奔走したそうです。


この古墳時代の馬形埴輪は

古墳時代の丸い土器と

共に描かれていて、


【聆涛閣集古帖】レイトウカクシュウコチョウ

に収められていましたが。


この馬形埴輪は

吉田家から

神田孝平氏へ貸し出され

1930年毎日新聞社社長の

本山彦一氏へ売却され


1953年から現在は

関西大学博物館

に収められてます。


また、


丸い器は

個人が

保有していました。


今回の企画で

この2つを

図録のように並べるために

それぞれ借りてきて

並べました。


馬形埴輪と丸い器は

150年ぶりに

会えたことになります。



このように、

吉田家は

集めるだけではなくて

コレクションを渡したり

貸したりして

時代の重要人物と

交流していたようです。


また、

吉田家のコレクションには、

他の好古家には見られない

ジャンルの物も

ありました。


例えば、

扁額ヘンガク

と、

輿ジョウヨ。




扁額ヘンガクは

寺院や神社の名前を彫った

看板のような額です。


これの額に墨を塗って

型を刷った物。


あちこちの寺院や神社の

扁額ヘンガク帖が

作られてました。


乗輿は

高貴な方が乗る御輿。

これの

設計図のような

細かい図録が

何枚もあります。


今も京都の葵祭で

使われている御輿と同じ

図録もありました。


当時

好古家は

あらゆる分野の

トップクラスの方々が

多くて。


吉田家3代は、

その方々とコレクションを

通して交流して

影の有名人だったようです。


知識が広がる

講習会でした。


博物館の中庭で

持ってきたタマゴサンドを

食べました。





本日は

東日本大震災から12年の日。


博物館内には

震災で潰れた農家を

再建して

展示してある

コーナーがあります。






せめて、検索して寄附しました。


夜は

すき焼き





今日も暖かい日でした。

娘からLINE画像です。


かっちゃん、春になって

目が覚めたようです。









ハムハムは

ご飯を頬張りずぎて

顔が

四角くなってます。



みんな、元気だそうです。

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