美味しく楽しく暮らす記録

まろかんの妻です。退職後の夫婦の時間の記録日記です。

3月16日 ヒッチコック監督の映画と 神谷伝兵衛さんの 旧稲毛別荘を 見てきました。

ちょっと遠くの街の

図書館の映画会へ

行きました。


この街の図書館の映画の

チョイスが

すごく昔の洋画ばかり。

私好みで

気に入ってます。



本日の映画は

ヒッチコック監督の

(汚名)です。

1946年 アメリカ モノクロ


アメリカ連邦警察官

(ケーリー・グラント)が

南米に渡った元ナチスの首謀者の

秘密を探るために

その首謀者の

知り合いの女性

(イングリット・バーグマン)

に、機密事項を

探らせるスパイ映画。


スリルとロマンスと

緊張している世界情勢が

入り乱れている内容で

面白かったです。


この図書館ロビーで

埴輪展覧会やってました。



同好会の方々が

出土した土器と

そっくりの物を

作った展覧会です。



主人が育った青森県八戸の

土器もありました。


お昼になりました。

ポートタワーで

食べました。




お赤飯弁当。

おやつは、パン。


千葉県の海岸沿いは

埋め立て地ばかりです。



この写真は、稲毛海岸です。


明治21年千葉県初の

海水浴場として

オープンしました。



昔は、

波打ち際に鳥居がありました。


現在では

稲毛浅間神社の

2つの鳥居の間には

国道14号が通ってます。


明治時代中期以降、

この稲毛海岸は、

避暑地として

別荘が

多く建てられていました。


現在では

2軒保存されて

見学できます。


行ってみました。


一軒めは、


1937年中国清朝の

ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の

弟の溥傑が

妻の浩さんと

新婚生活を過ごした家です。


稲毛の歴史を今に伝える

貴重な

和風別荘建築です。










ここは、離れです。


この縁側から

海を眺めたんでしょう。


そして、

ここから300m先に

もう一軒、

保存されている別荘があります。




【旧神谷伝兵衛稲毛別荘】


日本のワイン王といわれた

明治の実業家

神谷伝兵衛の別荘です。


浅草の神谷バーや

茨城県牛久の

シャトーカミヤの創始者。


生まれは今の愛知県西尾市。

8才から商売見習い、行商をして、


17歳で横浜のフレッレ商会に雇われ

洋酒製造法を習得。


その頃、体調を崩し、

フランス人の雇い主に

ワインを勧められると

みるみる元気になりました。。


これを、きっかけに

日本人にも親しまれるワインを

作り始めます。


次第に、

フランスのぶどうの苗を

植えて、

本格的なワインを

完成させました。



玄関、洋間の天井には

ぶどうの模様があります。



2階は和室です。


床の間の床柱は

フランスから取り寄せた

ぶどうの木です。




欄間の障子全てに

ぶどうのツルが

巻き付いてます。




ぐるっと部屋を

囲んでいる、らんまを

たどっていくと。


最後の欄間には

ぶどうとトンボとハチが

彫られています。


手が込んでますね。

トンボは牛久ワインの

トレードマークです。


日本人に好まれるワインを

目指して

蜂蜜をワインに入れて

売り出しました。


それで、

トンボとハチが彫られてます。



驚くことに

この欄間を

内側から見ると


ぶどう、トンボ、ハチ

が、立体的に見えるんです!


天気によって、

ぶどうの色が

違って見えるそうです。




廊下の天井には

寄木造り。


和室の天井は、

中央が高くなっています。


これは、

葡萄棚の形状に

しています。






縁側は、幅広く畳敷きです。


ここで、海からの風を

受けながら

涼んでいたそうです。





茨城県牛久の

日本初の本格的な

ワイン醸造工場


牛久ワイン工場の2階で

板垣退助氏をはじめ、

著名人を招いての会。


細部まで

葡萄、ワインへの思いを

感じられる

立派な邸宅でした。


帰り道でマック。



夜は

お刺身用。

私はチーズトースト。




今日は、

私達が生まれる前の

映画、土器、

建物、品々を

たくさん見ることができて、

歴史の偉大さ、深さを感じました。

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