美味しく楽しく暮らす記録

まろかんの妻です。退職後の夫婦の時間の記録日記です。

6月15日  天女が羽衣を掛けた松の木は 千葉県庁近くにも あるそうです。

今日は

【千葉県民の日】です。

千葉県誕生150周年。

記念の催し物が

県内の

あちらこちらで

今年は行われます。


今日は

千葉市の文化ホールで

能の(羽衣)が演じられます。



【天女の羽衣】という話しは、

全国にあるようです。


千葉県庁近くにも

(羽衣の松)があります。

このポスターの松です。


昔、亥鼻城近くの池に

天女が舞い降りて

池の松に

衣をかけていました。


城主の平常将は

この天女を妻にしました。

この話が

京の天皇にも達して

天皇は常将に

〈千葉〉

という姓を与えました。


それで、

本日の演目は

羽衣がテーマです。


当日無料席です。

一階の席に入りたいので

2時間前から

並ぼうと思って

折りたたみ椅子を

持っていきました。


もう、10人並んでます。


しばらくすると

係りの方が

整理券を配ったので

開場時間まで

隣の

博物館で

待つことにしました。




休憩所で

お昼のおむすびと、

チョコを食べました。



時間になりました。

ホールへ入ります。




能舞台作りになってます。



千葉県知事の挨拶から

始まりました。


元NHKアナウンサーの

葛西聖司さんの

わかりやすい解説で

ひと作品ずつ

よく分かりました。


最初は

仕舞です。

仕舞

能の一部を面・装束をつけず

紋服・袴のまま素で舞うこと。

(高砂)多くの神々が集まり

   めでたい舞い。

(東北クセ)梅の花を愛でている

   美しい和泉式部の霊

(岩船)宝船


次は狂言。


狂言は、わかりやすい言葉で

何度も会場から

笑いが起きました。


末廣の意味は扇子

ということを

知らない太郎冠者が、

都で悪い人に騙されて

から傘を

買って来るという話しです。


次は

メインの

能です。


【羽衣】



天女が

松の木に薄衣を

かけて水浴びしてると、

漁師が通り、

天女の衣を隠して。

天女は、

舞いを見せる条件で

衣を返してもらう。

という

おなじみの話しです。



シテの松本千俊さんは

本日の主催者であり、

若い人、子供達に

能を親しみやすいものに

しようと活動しています。



松本千俊さんに賛同して

お神楽、琵琶、日本舞踊の

方々も出演してました。


里神楽〈天之鵲橋〉

七夕の織姫と彦星のお神楽。

彦星は白石 信人さん

小江戸里神楽梅鉢会主宰


続いて

薩摩琵琶〈羽衣〉

 激しい演奏で、

男性らしい音色です。


薩摩琵琶は

戦国時代に

武家の子弟の教育用でした。


演者は古澤史水さん

全国琵琶コンクール1位


最後は

日本舞踊〈羽衣〉

胡弓、太棹、十七絃

という珍しい組み合わせの

唄いに合せての踊り。


振り付けと舞人は

西川 瑞扇さん


古典芸能に浸って

外に出ますと。

雨が降ってました。


県民の日は

博物館の駐車場は

無料でした。


帰宅して

夜は、すき焼き。




食後は

近所の方から 

いただいたスイカ🍉。




〈羽衣〉の話しは、

三保の松原だけと

思ってました。

全国各地に

同じような

伝説があるそうです。

そして

この身近な所にも

天女が

降りて来ていたんですね。


何百年も伝わる

日本伝統芸能作品ですが

宇宙の雰囲気も

感じてしまいました。

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